G52-Tactical Shield
P12
ハンドガン
スモークグレネード
ブリーチングチャージ
G52タクティカルシールド
「自分の写真は好きじゃない。光の加減がよくないから」
科学と語学に特化したエリートアカデミーであるヘルマン・ブーゼ校を文武両道で卒業した。ケッツはマルチリンガルで、言語のニュアンスを素早く掴むことができる。それ以外にも多くの才能を持つ。その恵まれた体格と武器を操るスキルは、狭い空間や、様々な部屋において絶大な効果を発揮する。その戦術的経験から、レインボーのエリートとなった。これらの能力と、高度な専門知識、人柄の良さを併せ持つ彼は、各所から引く手あまたの存在だ。コソボのドイツ軍空挺部隊から、いとも簡単にGSG 9の一員に転身できるほどに。ケッツは、インドの軍治安部隊とGSG 9の合同演習を仕切り、良い関係性を築く上で欠かせない存在だった。
エリアス・“Blitz”・ケッツは、過酷な戦場を経験してきて、強靭な肉体と精神を持っている。気質は陽気だが、チームのメンバーはそのユーモアのセンスを「くだらない」と言う。私の息子も、これに同意するはずだ。ストレスの多い状況に置かれると、ケッツは持ち前のユーモアで雰囲気をやわらげようとする。このことは仲間たちに感謝されており、元司令官たちにも評価されていたがそれ以上の価値があった[…]かと言って、仕事中もふざけてばかりいたわけではない。むしろ、その逆だ。率先してバリケードに突撃し、常に自分よりも味方の安全を優先する。自らを英雄のように思うことなく、今後もその行動は変わらないだろう[…]
私は、自分の身体能力に自信を持っている。もちろんオペレーターはそれぞれに優れた能力を持っているが、中でもケッツのそれは突出している。その身体能力の限界を試すために、医療班によってあらゆる機械に縛り付けられているのだと、彼は冗談めかして話している。普通の人であればこのような扱いに耐えられないだろうが、ケッツはうまくこなしている[…]
よく笑い、機転のきくケッツだが、並外れた情熱を持ってもいる。自分がいかに楽しく自由な少年時代を過ごしたかという話の途中で、彼は急に話を中断した。突如として真剣な口調になり、「俺たちには互いを守る責任がある。それを甘くみてはいけない」と言った。その通りだ[…]私は、Blitzはレラ・“Finka”・メリニコヴァと仲が良いことに気づいた。そのことについて尋ねると、お互いにからかい合うのが楽しいのだと答えた。そして彼女には感心させられる、とも。彼は、自分が健康体であることにどこかで罪悪感を抱いているのかもしれない[…]
ケッツの優れた知性には誰もが気づかずにいられないが、彼は任務中にそれを使うことを度々拒否する。ジル・“Montagne”・トゥーレとの友情によって、ケッツは自身の能力を最大限に活かすことができるようになるかもしれない。そして同時に、お互いの競争心を煽ることができるだろう
-- DR.ハリシュヴァ・“Harry”・パンデー。レインボー・ディレクター