12.June.2021

ギターの買いかた、パート7:中古ギターと黄金のルール

中古ギターの購入

中古ギターの購入を検討してみよう。といっても、誰かが使い古したガラクタを受け継ぐのではない。いつの時代も人はさまざまな理由で楽器を売る。そして多くのギタリストが、運命の一本に出会うため、積極的にギターを買い換えている。その結果、アメリカ製や日本製の中古楽器で特に「使用感」の激しいものが、メキシコ製や韓国製の新品と同程度の値段で売られていることがある。この記事のトップ写真のグリーンのFernandes H-65は、eBayで購入したもので、出品者の説明以上に傷やへこみが目立ちはするが、最終的に非常に私の好みに合うギターであることが分かった。

eBayやReverbなどのオンライン サイトだけでなく、地元のショップでもよく中古品が販売されていて、試し弾きもできる。特に注意して見るべきポイントは、ボディやネックのひび割れ、パーツの劣化、前の持ち主による改造、そしてネックの曲がり具合だ。手触りのよいギターはおそらくいいギターだ。だが、そのモデルについて少し調べてみても損はない。返品条件についても把握しておく必要がある。オンラインを含むほとんどのショップは、都合のよいときに自分の機材を使って十分に試し弾きできるよう、数日の猶予を設けている。 

[RS+] buy clearanceかつてESPの在庫一掃セールがあったとき、私はまぶしい輝きを放つXJ-6を定価の約1/3の値段で手に入れた。今では一番お気に入りのギターだ。

在庫一掃商品にも忘れず目を光らせておこう。ギター会社は、自動車会社のように毎年よく似た新製品を売り出す。そして、新しいモデルが出れば、古い在庫は処分されなくてはならない。私は在庫一掃セールのおかげで、多くのギターを定価よりずいぶん安い値段で手に入れ、心から満足している。

では、安いギターを超えるものはあるのだろうか?それはタダのギターだ。親戚や友人に聞いてみよう。クローゼットやベッドの下に眠っているものがあれば、少しの間だけでも貸してくれるかもしれない。この助言は私の経験に基づいている。私は幸運なことに借り物のギターで弾きかたを覚えた。そのギターは、私が弾かなければ埃をかぶったままだっただろう。きみの近くにも忘れ去られたギターはないだろうか。周りの人に聞いてみよう。

[RS+] buy flashy伝統的な外観がいいか、それとも派手な色のものがいいか...正解はきみ次第だ!

Frank Zappaの黄金のルール

かつてFrank Zappaは言った。「ギターを手に取ったとき、'私はあなたのもの。一緒に連れていって'と聞こえたら、そのギターを買えばいい」と。これは100%正しい。ギターを買うという行為はまったく主観的なものだ。正しいと感じることが正しいのだ。店員の言うことよりも、自分の直感を信じよう。そのギターを毎日弾くのは他の誰でもなくきみ自身だ。

私の経験では、メタリックレッドやブライトオレンジなどの派手な色も、頻繁にギターを手に取りたくなる理由になる。ギターは外観も重要だ!部屋の壁紙や、ファッションでの自己主張と同じように、こだわりを持って選ぼう。表面の仕上げは楽器の個性であり、個性には相性がある。これはFrank Zappaの言葉にも通じる部分だ。

これで、楽器店に入るときの重要なポイントが理解できたことだろう。いよいよ音楽の旅路に足を踏み出すときだ。このシリーズは必要なときにいつでも参照してほしい。いいギターに出会えますように!(※各リンクから外部の英語ウェブサイトに移動します。)

*Dan Amrichは、雑誌『Guitar World』と『Country Guitar』で音楽記者としてのキャリアをスタート。『Princess Leia's Stolen Death Star Plans』の共同制作者でもある。2014年、Rocksmithチームに加わった。

ギターの写真:Katrin Auch許諾を得て使用しています。*

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