HED: ギターの買いかた、パート6:エレクトリックアコースティックギター
SUB: エレクトリックアコースティックギターは、アンプでも生音でも演奏できて便利だが、値段はどのくらいだろうか?
TAGS: 楽器・機材
筆者:Dan Amrich
HEADER PHOTO: Ibanez_tcm50_vintage_960.png
アコースティックギターは楽器として独立している。楽器単体で音楽を奏でるために必要なものがそろっているので、どこでも弾きたいときに弾くことができる。だが、アンプやPAシステムにも接続できれば楽しみ方はさらに広がる。そして何より、コンピューターやゲーム機に接続できれば、Rocksmith+で新しい曲やスキルを習得することができる。エレクトリックアコースティックギターは数多くあるが、ここでは予算を60,000円ほどに設定し、アンプでも生音でも十分な性能を発揮するものを紹介する。
Ibanez AEG50
Ibanez AEG50は、比較的スリムなボディが特徴で、膝の上に載せた状態やストラップで吊り下げた状態ではいっそう小さく見える。カッタウェイにより、リードを弾くときにハイフレットに手が届きやすい。また、電子パーツはシンプルながらも内蔵チューナーを備えている。Rocksmithのオフィスにはテスト用のAEGがあり、よく弾かれている。
Epiphone EJ-200 Coupe
GibsonのJ-200は、The Everly BrothersやThe WhoのPete TownshendからカントリースターのJason Aldeanにまで愛されたアコースティックギターの伝説的名器だ。だがボディが大きいため、プレイヤーによっては弾きにくく感じる。Epiphoneはそこに目をつけ、小型の「Coupe」シリーズを売り出した。J-200を一回り小さくしたこのEJ-200(約50,000円)は、トップ材にスプルースを使用し、電子パーツを搭載している。ワインレッドの仕上げも実に美しい。
Ibanez Talman TCM50
アコースティックギターの形状は確かに魅力的だ。だからといって、どれも同じような見た目でなくてはならないのだろうか?Ibanezの考えは違う!Talman TCM50の特徴的な外観は、オフセットボディとトップ材のアッシュによるところが大きい。伝統的なスプルースを捨てた結果、木目を活かした面白い仕上がりになっている。ピックアップは、ブリッジの下に隠されるのではなく、指板末端のすぐ下に取り付けられていて、1960年代に戻ったかのような印象を与える。伝統を打ち破るアコースティックギターで目立ちたいなら、TCM50が望みを叶えてくれる。値段も約30,000円と手頃だ。
Taylor Big Baby BBTe
Taylor Guitarsは、最新の技術で一流の楽器を作ることで知られている。BBTeはその中でも特に優れた革新性を発揮したエレクトリックアコースティックギターだ。一般的なアコースティックギターより1/16だけ小型化したボディが奏でる音色は甘く、ネックの手触りは業界でもトップクラスだ。値段は約55,000円と、初心者用としては最高クラスだが、それも当然と言えるだろう。間違いなく生涯の友となってくれる一本だ。
次のパートでは、低音好きのお待ちかね、初心者用ベースギターを紹介する。(※各リンクから外部の英語ウェブサイトに移動します。※記事に記載されている価格は米国での実勢価格に基づいており、日本国内の小売価格と異なる場合があります。また、一部機材は日本で正規販売されていないものもございます。)
Dan Amrichは、雑誌『Guitar World』と『Country Guitar』で音楽記者としてのキャリアをスタート。『Princess Leia's Stolen Death Star Plans』の共同制作者でもある。2014年、Rocksmithチームに加わった。
EJ-200 Coupeの写真:Epiphone
AEG50とTCM50の写真:Ibanez
Big Baby BBTeの写真:Taylor Guitars
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