何を買えばいいか
1950年代に起こったギターデザインの革新は現在も業界を支配していて、メーカーは伝統の維持と改革に同じだけ力を注いでいる。その結果、
Epiphone Les Paul Special-II LE
Epiphone Les Paul Special-II LEは、Epiphone Les Paul Player Packで売り出されている人気商品だ。余計な要素の少ない頑丈な作りでありながら、実際に演奏を始めるのに必要なものはすべて揃っている。ネックはスリムで握りやすく、2つのハムバッカーがさまざまな音色を奏でる。ブリッジはチューン・O・マチックで高さを簡単に変えられるので、全体的な調整がしやすい(Rocksmithの音の検出もより正確になる)。価格は25,000円ほどで、ケースやアクセサリー、さらには練習用の小型アンプもついてくる。かなりお買い得だ。ギターのパーツは必要に応じて簡単に改良できるが、基本をしっかり押さえた作りなので、そのままでも値段以上の性能を発揮してくれるだろう。(Les Paul Special-IIが単品で売られている場合もある。これもおすすめだ!)
Sterling by Music Man Cutlass SSS
伝統的な曲線美に整えられたカットラス ボディは、座り姿勢でも立ち姿勢でも持ちやすい。突き刺すような音色を生み出す3つのシングルコイルに加え、トレモロ システムを内蔵しているので、繊細なサーフスタイルからワイルドな爆撃音まで、あらゆる演奏法を試すことができるだろう。扱いやすさ、弾き心地、クラシックな見た目が30,000円ほどで手に入る。
Yamaha Pacifica 112V
Yamaha Pacificaは、ギター界最強のお買い得品の一つだ。Pacifica PAC112Vは、シングルコイルとハムバッカーの両方を搭載し、幅広い音色を奏でる。クラシックな見た目ながら頑丈にできていて、サテン仕上げのネックが心地よい。カラーバリエーションが豊富で、汎用ケースやギグバッグにも簡単に収まる。店頭価格約30,000円ですべてが揃う、初心者に最適の1本と言えるだろう。
ケースのことも忘れてはいけない!Epiphoneのセットにはナイロン製のギグバッグが含まれているので、ギターを弾かないときは安全にしまっておけるが、すべてのギターにケースがついてくるわけではない。単品ギターの場合は、2,500~5,000円程度でクッションとストラップのついた持ちやすいケースの購入を検討しよう。
初めてのギターに付いているチューナーは、あまりいいものでないことがあるが、いつでも交換できる。
初心者用ギターや手頃なギターのパーツは、十分機能はするものの、色々と不足があることも多い。ノブはおそらく金属製ではなくプラスチック製で、ときどき外れるかもしれない。弦の張りを維持するペグが滑りやすかったり、ナットのカットが悪かったりするせいで、チューニングが頻繁に狂うかもしれない。ピックアップの雑音が多かったり、電子パーツがむき出しになっていることもあるだろう。どうしても我慢できない場合、こうした問題はすべて自分で(または地元のギターショップで)パーツを交換・改良して解決できる。だが、あまり値が張る場合は、予算を増やしてもう少し上の価格帯のギターを検討するのもおすすめだ。
ここまではエレキギターにしぼって説明してきたが、アコースティックギターに興味を持っている人もいれば、ベースのグルーヴ感に心を動かされた人もいるだろう。まだまだ説明しなければならないことが沢山ある。さっそく次のパートに進もう。(※各リンクから外部の英語ウェブサイトに移動します。※記事に記載されている価格は米国での実勢価格に基づいており、日本国内の小売価格と異なる場合があります。また、一部機材は日本で正規販売されていないものもございます。)
*Dan Amrichは、雑誌『Guitar World』と『Country Guitar』で音楽記者としてのキャリアをスタート。『Princess Leia's Stolen Death Star Plans』の共同制作者でもある。2014年、Rocksmithチームに加わった。
Les Paul Special IIの写真:Epiphone
Pacificaの写真:Yamaha
Cutlassの写真: Sterling by Music Man
チューナーの写真:Katrin Auch*
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