2022112

Y6S4.2 デザイナーノート

今回の「デザイナーノート」では、High Calibreのシーズン中のアップデートで実施されるバランス調整についての詳細と、その変更の理由に関する情報をお伝えします。

High Calibreと共にリリースされたアップデート、変更、コンテンツの詳細については、こちらのシーズンパッチノートをご覧ください。

バランス表とBAN率の高いオペレーター

勝利デルタ VS プレゼンス

[R6S] Y6S4.2 Designer's Notes - Balancing Matrix Attack

[R6S] Y6S4.2 Designer's Notes - Balancing Matrix Defend

オペレーターの人気を計る基準には、プレゼンスの値を参照しています。これはPick & Banの導入を受け、その影響を反映するために考えられた措置です。

プレゼンスの定義: Banされていない時のオペレーターのPick率。勝利デルタ: 勝利デルタは、オペレーターの爆弾エリアごとの勝利デルタを合算して算出されます。

オペレーターのBAN率

[R6S] Y6S4.2 Designer's Notes - Ban Rate Attack

[R6S] Y6S4.2 Designer's Notes - Ban Rate Defend 2

シックスインビテーショナル2022の注記

今回のデザイナーノートはいつもより短くなっています。これはシックスインビテーショナル2022の開催が目前に迫っているため、イベント前にメタ環境を大きく変えてしまわないよう慎重に調整を行ったためです。現在のゲームバランスは良好な状態と思われるため、プロシーンへの適用をここで観察し、得られた情報を今後の変更に役立てたいと思います。

その一方で、長らく検討していたいくつかの調整を行いました。さらにSI22後のバランス調整についても、早く皆さんにお知らせしたいものを準備しています!

オペレーターのバランス調整

ARUNI

  • Mk14にマズルブレーキを追加

変更の対象となるプレイヤー層: カジュアルおよびトップランク
選択肢が増えるのは通常、望ましいことです。そのため私たちは、各オペレーターが使用できるアタッチメントの組み合わせを定期的に見直し、必要に応じて調整を行っています。そのなかで特に際立っていたのがAruniのMk 14 EBRでした。その理由は同じ武器を持つDokkaebiが3種類のバレル用アタッチメントを使用できるのに対し、Aruniは1種類しかなかったからです。Aruniの追加前の時点では、反動制御付きのDMRは防衛オペレーターには強すぎるだろうと判断していました。しかしライブサーバーでのAruniのパフォーマンスを観察し、Mk 14とP10-Roni(速度はこちらが上)を比較した結果、彼女の選択肢を増やしてマズルブレーキを加えることにしました。

彼女は基本的に良好な状態ですが、わずかな強化を行う余地はあると考えています。追加されたアタッチメントは銃撃の初期反動を抑えて彼女のキル性能を少しだけ向上させ、2人のMk 14使用者の差を埋めるものとなります。「シージ」を始めたばかりで反動制御が苦手な初心者にとって便利なため、Mk 14のデフォルトのバレルアタッチメントにも設定しました。

ELA

  • FO-12
    • ダメージを35から25に減少
    • 拡張型バレルのダメージ変化量を他に武器に合わせて減少

変更の対象となるプレイヤー層: カジュアルおよびトップランク

スピード3のショットガン使いがプレイヤーの実力次第で大きな脅威となるのはさほど驚くことではありませんが、この傾向はコントローラーを使用するコンソール版プレイヤーの間でより顕著になるとわかりました。武器の威力と集弾性能がElaのスピードと合わさると、コンソール版プレイヤーにとってFO-12はフラストレーションになりがちなため、全プラットフォームでダメージ量に調整を加えました。調整後も近距離では従来のパワフルさを維持しつつ、コンソール上での圧倒的な優位度は軽減されます。

これに加えて、FO-12の拡張型バレルのダメージ変化量も減少させてゲーム内の他の武器と水準を揃えました。Elaにとっては弱体化になりますが、ほとんど気づかない軽微な程度です。ではなぜこのような変更をするのか? それはY6S3に行ったダメージ減衰とサイレンサーに関する変更と同様、各種武器間でアタッチメントの性能に一貫性を持たせるためです。この変更によってFO-12の拡張型バレルは他の武器と同水準になります。

ELA + ZOFIA

  • GRZMOTマインおよびKS79のコンカッション効果に伴う移動スピード低下を削除

変更の対象となるプレイヤー層: カジュアルおよびトップランク

一部のゲームメカニクスが必要以上のフラストレーションを生むケースについては、以前にも触れたことがあります。画面揺れエフェクトの軽減がその一例ですが、今回もそれと同様です。ElaのGRZMOTマインまたはZofiaのKS79を受けた際の移動スピード低下は、一度に複数のマイナス効果が発生するため、状況が急激に悪化して著しく無防備な状態に感じられることがあります。

このフラストレーションを軽減し、効果を受けたプレイヤーに対処する機会を与えるため、コンカッション効果に伴う移動スピード低下を削除することにしました。その他の効果はこれまでどおり発生するため、特に相手のアクションを妨害する能力においては、今後も敵を罠にかける戦術に有用なはずです。ElaまたはZofiaを使用するプレイヤーにとってはマイナスの変化ですが、両者とも勝利デルタが平均よりやや高いので、実際的な影響は印象よりも小さいでしょう。




テストサーバーで最新の「シージ」アップデートをお試しいただき、不具合や問題が発生した場合は新しく改良されたR6フィックスでお気軽にご報告ください。

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