今回の「デザイナーノート」では、少し前に公開された情報を振り返っていきます。開発チームはProdigio Pete、Rogue-9、Get Flankedをバランス調整の拠点であるバルセロナオフィスに迎えました。ポッドキャスト内で行われたディスカッションやデータの内容、およびY4S3.3アップデートで実装される変更点については、下記からご確認いただけます。
勝利デルタ VS プレゼンス
オペレーターの人気を計る基準には、プレゼンスの値を参照しています。これはPick & Banの導入を受け、その影響を反映するために考えられた措置です。
プレゼンスの定義:Banされていない時のオペレーターのPick率
BAN率
間もなく実装される変更点
Twitch
- F2マガジンの装弾数が30から25に減少
Twitchは現在でもトップクラスの戦績をあげているオペレーターです。以前のパッチで反動に関する軽微な弱体化が行われたにもかかわらず、彼女はトップ攻撃オペレーターの座を守り続けています。彼女の攻撃力を落とすためにマガジンの装弾数を引き下げました。ただしガジェットについては、彼女のアビリティがチームプレイにおいて重要な役割を果たしており、現在のバランスが良好と考えたため変更を加えていません。
Warden
- Wardenのステータスを「スピード1、アーマー3」から「スピード2、アーマー2」に変更
Wardenのプレゼンスが非常に低いため、調整を行いました。スピードを上昇させたことで、アビリティを有効に使用できる場面が増えるはずです。この措置は、Wardenおよびそのガジェットの有用性を高めるための第一歩となります。今後、彼の能力に大きな変更を加えることも検討しています。
Glaz
- OTs-03の連射速度が33%上昇(285から380発/分へ)
適切なバランスを見出すべく、Glazの調整は引き続き行っていく予定です。前回の調整により、ガジェットに起因するフラストレーションは解消されましたが、それでも攻撃オペレーター内でプレゼンス値が最低であるため、さらなる調整を行いたいと思います。
現在のステータス
Blackbeard
Blackbeardの勝利デルタは現在、上昇傾向にあります。これほどの急上昇は想定外のものでしたが、その原因となるいくつかのポイントは把握しています。今後も彼のパフォーマンスを観察し、他の攻撃オペレーターと揃えるための調整が必要が見極めていきます。
Nøkk
Nøkkは遅い出だしとなり、そのPick率は非情に低い状態です。彼女の有用性を高めるべく、装備の改良案について現在検討を行っています。今のところオペレーターとしての性能に調整を加えるのは時期尚早と考えており、しばらくはパフォーマンスの観察を続けていく予定です。ここ数週間のプロリーグでは、彼女のアビリティの面白い活用法も見られていますので、彼女がどんな進化を遂げていくか見守りたいと思います。
Kaid
Kaidについては、サブガジェットの活用機会をもっと増やしたいと考えており、そのための方策をいくつか検討しているところです。これについてはまだ情報を共有できる段階にないため、続報をお待ちください。
Jackal
- 視覚フィードバックを改善するため、狙った足跡の周囲に様々な色のサークルが表示されるようにしました。このサークルの色については、色覚サポートとして様々なパターンが用意されています。
最もBan率の高い攻撃オペレーターであるJackalは、多くのプレイヤーのフラストレーションの原因になっており、バランス調整の最優先対象の1人です。
Jackalの調整ポイントとして最も重視したのは、その追跡アビリティでした。彼の追跡アビリティはプレイヤーからの積極的な努力をもっと要求するべきであり、防衛側のためには全般的な頻度を減らし、有効時間を短くするべきです。私たちは足跡の古さに応じて、ピンの数を減らしたいと考えています。また、Jackal使用プレイヤーには、実行すれば足跡を消すことにもなるため、それをスキャンすべきか否か判断に迷ってほしいと思っています。
新バージョンのJackalは現在、テストサーバーで使用可能です。彼のアップデートは次シーズンに実施することを目標としています。
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