4.11.2020

『ウォッチドッグスレギオン』のマスクの制作

独裁主義者たちからロンドンを取り戻すにあたって、自らの身分を隠すことは生存する上で非常に重要です。とはいえ、見た目もカッコよく決めたいですよね。この手の仕事のエキスパートである『ウォッチドッグスレギオン』のアートディレクター、Pat Ingoldsbyが、『ウォッチドッグスレギオン』に登場する彼のお気に入りのマスクのコンセプトやインスピレーションを紹介してくれます。

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『ウォッチドッグスレギオン』でデッドセックの工作員が着用しているマスクの最初のアイデアはどのように生まれたのですか？

Patrick Ingoldsby: 「工作員のマスクは『誰にでもなれる』という革新的なプレイスタイルの問題を解決するうえで非常に重要な役割を果たしました。私たちはクリエイティブチームとして、『デッドセックのメンバーになるとしたら、全身コスチュームがいいのか、あるいは部分的な衣装がいいのか？デッドセックの見た目は？レジスタンスの一部であることをプレイヤーに視覚的に認知させるにはどうすればいいのか？』ということを常々考えていました。また、メンバーを採用する動機のひとつとして、発見したキャラクターでプレイしたいという思いが、発見時の衣装も考慮されるだろうということも念頭に置いていました。なので、その魅力がデッドセック加入後も発揮できるような解決策を見出そうとしたんです」

マスクをデザインするうえでロンドンの環境や雰囲気はどのように影響を与えましたか？

PI: 「ロンドン市民の個性と多様性を考慮し、マスクについても『誰にでもなれる』というプレイスタイルを反映したものにすべきだと感じました。また、マスクは、人々が声を挙げる際のハッカーのカウンターカルチャーやレジスタンスカルチャーの象徴でもありますね」

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マスクを使うという決断が、探し求めていた外見上の表現であると感じたのはいつ頃ですか？

PI: 「アソシエイト・アートディレクターのひとりが、ひとつの例として、デッドセックがゲームでどんな外見になるのかというコンセプトをまとめた時にこれだと感じました。ロンドンの多様な人々に、マスクがぴったりとハマったんです。シティ・オブ・ロンドン区の銀行家でも、ブリクストンのDJでも、ホワイトチャペルのおばあちゃんでも、カムデンのサイバーパンクなドローンエキスパートでも、誰もが違いを生み出し、権力を乱用する者たちに立ち向かいたいという共通認識を抱いています。これに対するアプローチが我々の答えとなりました」

マスクはアーティストとプレイヤーの双方に対してどのような価値や創造性を与えてくれますか？

PI: 「工作員のマスクには多様性を反映し、それぞれのキャラクターが個人的に着用するために改良やカスタマイズをしたかのように思わせなければなりません。これを受けて、アーティストはロンドンのディープな文化や歴史的な背景を表現して、見た目にも楽しくて驚きを与えるようなアイデアをチーム全体で模索する自由が生まれました」

『ウォッチドッグスレギオン』で特にお気に入りのマスクをいくつか紹介してくれますか？

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PI: 「このマスクは最も気に入っているもののひとつで、私たちのゲームを象徴するマスクとなりました。ブタのシンボルにはさまざまな意味が含まれています。作家のジョージ・オーウェルの作品を彷彿させたり、企業の強欲さなんかもそのひとつですね。個人的な利益のために権力を貪る者たちに対する私たちの歯を食いしばるような想いを、皮肉を込めて表現したものです」

マスクの入手方法:

ストーリーミッション「デッドセックのパーティー」を完了する。

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PI: 「第二次世界大戦で英国空軍が着用したクラシカルなパイロットマスクをアレンジし、プレイヤーが楽しめそうなマスクも多数そろえています。個人的には、いかにも退役軍人が当時に使っていたものや、その末裔がたまたま見つけて身につけているような本格仕様の歴史を感じるもののほうが好きです。ここ最近、第一次ないし第二次世界大戦の映画にハマっているので、イギリスや世界史に対する個人的な関心が影響しているのだと思います」

マスクの入手方法:

イズリントン&ハックニー区のサンドストーン・レジデンスでマスクの入った箱を見つける:

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