2020 March 20

開発者ブログ: リンクのアップデート

『ローラーチャンピオンズ』のリンクについてお話ししたいと思います。『ローラーチャンピオンズ』に登場した最初のリンクは、スケートパークから大きく影響を受けて設計されました。既存のリンクを改良しつつも、スケートパークならではのフローは引き続きエッセンスとして取り入れています。
[RBS] Rink_Anatomy_101_960x540

E3で公開されたリンクへの変更点をお伝えする前に、まずは『ローラーチャンピオンズ』のリンクの構造や、今後も登場するであろうスケートパークの専門用語についてご説明します。

専門用語

  • インナーウォールとアウターウォール
  • ヒップ – 隆起したコーナー
  • ボウル - リンクの端
  • ストレート - リンクの直線ライン
  • デッキ - 「ストレート」の1番高い場所
  • ボトム - 「ストレート」の1番低い場所
  • トランジション – 地面と壁をつなぐ垂直のカーブ

統一感の向上

リンクを改良するにあたり、あらゆるゾーンを規定し、統一感をもって設計することを重視しました。そうすることで、リンク上のあらゆる選手が動作を予測し把握しやすくなるはずです。競争を軸とするゲームなので、プレイヤーの行った操作に対してリンク上のキャラクターがどのような反応と結果を見せるのかが、常に明解でなければなりません。
[RBS] Old_Vs_New_Differences_Labled_960x540
その一環として、リンクの角度や半径についても、作り直す際にも正確に計測したうえでアップデートしました。E3で公開された最初のリンクは、フリーハンドで作成されたものでしたが、今回は定規とコンパスをしっかりと使ったうえで作成しています。

リンクを垂直または水平に二分すれば、完全な対称構造(ゴールは例外)になっていることが分かるはずです。

アウターウォールのアップデート

アウターウォール下部のトランジションの半径を大きくしました。これによってデッキの距離が開き、アウターウォールを滑り降りる際のフローが改善されました。

ボウルのアップデート

インナーウォールの端がなだらかになり、コーナー(ヒップ)を調整しました。

インナーウォールの上部やその周囲を滑りやすくするため、調整を加えました。さらに、スケートパークの要素である、幅の狭いハーフパイプも追加しています。

ストレートボウルの間をつなげて傾斜を設けました。この傾斜を利用してボウルを加速して滑り落ちることも、はたまた駆け上ってジャンプを決めることが出来ます。

ゴールでの待ち伏せ防止策

プレイヤーがボールを奪う目的でゴール内に居座ることができないよう、対策システムを用意しました。ディフェンスが見事なプレイを見せて相手チームの得点を妨害するのは、本来は観客が沸き立つようなシーンであり、本作の醍醐味でもあります。

対策システム実装後も、引き続きカッコよくダンクシュートを決めることはできるのでご安心ください!

ここまでリンクの解説をお読みいただきありがとうございました! 専門的な内容も多分に含んでいますが、きっと皆さんの役に立つはずです!
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それでは皆さん、リンクでお会いしましょう!

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