ランクマッチのアップデート

『ローラーチャンピオンズ』がローンチを迎えてからのこの1週間、プレイヤーの皆さんから寄せられた情報には、ランクマッチが6人に満たない状態で開始されるという報告がありました。

まずはランクマッチの基本的な仕組みを解説します。それから調査状況の要点と今後の解決策についてお知らせさせていただきます。

『ローラーチャンピオンズ』は*『レインボーシックス　シージ』* と同じマッチメイキングアルゴリズムを使用しています。このアルゴリズムでプレイヤーはまず、10回のプレースメントマッチにおける勝利・敗北・引き分けの記録に基づいてスキルレーティングが判定されます。このスキルレーティングによってリーグ分けが行われてランクが付くと、マッチ結果に応じて他のリーグへ移るまでの進捗状況を確認できるようになります。勝利すると上のリーグに近づき、敗北すると進捗が後退します。1勝や1敗がどの程度の変動を生むかは、いくつかの要因によって決まります。そしてこの要因の組み合わせが、アルゴリズムによるマッチ結果予測の確実性を形成します。

マッチメイキングには2つのステージがあります:

• ステージ1: チーム編成 – マッチメイキング待機中のプレイヤーから、スキルレーティングの差異が1000以内のプレイヤーを探します。チームが組まれると、チームスキルレーティングが導き出されます。

• ステージ2: 対戦相手の選定 – チームスキルレーティングの差異が1000以内のチームを探します。これでプレイヤーの準備が整い、サーバー上にマッチが作成されます。

アルゴリズムはその後、プレイヤー情報に基づいて各チームの結果予測を行います。プレイヤー間ですべての要因が等しく、両チームが完全に均衡している場合、アルゴリズムによる結果予測の確実性が低下し、マッチ後のスキルレーティング変動は小さくなります。マッチメイキング待機中のプレイヤーで構成できる最も公平なマッチとして、以上のような流れになるのが目標です。

これを説明した上で、前述した不均衡なランクマッチに関する報告に話を戻しましょう。

ランクマッチは3対3の人間限定マッチであり、AIの参加は認められません。クイックマッチではAIを加えての開始や、予期せぬ接続解除に見舞われた人間プレイヤーをAIで置き換えることが可能ですが、ランクマッチではこれができません。ところが、2対3や1対3のマッチが発生してしまっています。

調査の結果判明したのは(そして現在修正中なのは)、対戦相手の選定(ステージ2)が終わってからマッチが正式にスタートするまでの一瞬の間にクラッシュが発生しているケースです。ここが問題の原因となっています。

『ローラーチャンピオンズ』には、接続解除を検知するとすぐに再接続を行う機能があります。しかしマッチ開始前の切断が正しく検知されず、再接続が行われなかったためにスキルレーティングが下がり、場合によっては不適切な放棄ペナルティが発生してしまうことがあります。

この問題には次のように対応中です。

1. ランクマッチに影響を与えると思われるクラッシュの発生数を抑えるパッチに取り組んでいます。

2. 接続解除をより早く検知できるよう、再接続機能の改良に取り組んでいます。

これでも対応できない場合に関しては、次の2点をご留意ください:

1. BAN基準の緩和: 接続解除が発生したプレイヤーのBANに関しては、その基準を緩和しました。不運な接続解除が起こっても、BANされる心配はありません。

2. スマートスキルレーティング: 2対3で不利なほうのチームは、勝利時に大きなボーナスが発生し、敗北時のマイナス変動は小さくなります。

開発チームはランクマッチの安定性を積極的にモニターしています。また、皆さんから寄せられる問題の報告にも、ここで改めて感謝いたします。修正が適用された際には、本記事を随時更新し、すぐにお知らせいたします。