コミュニティの輪に入って「オープンマイク」ライブで演奏するのは、腕を磨くのにうってつけだし、新しい人々との出会いにもなるが、怖さもある。初めてのオープンマイクを成功させ、楽しむためのヒントをいくつか伝授しておこう。
家を出る前にステージに立つ準備を整えておくこと。自分が演奏するつもりの曲の演奏スタイルについて一通り確認しておくこと。立って演奏するか、それとも座って演奏するか?座って演奏するとしたら、マイクの位置はどうするか?ステージ上でやることのイメージが掴めれば、それだけ準備ができているということになる。人気のオープンマイクなら1曲しか歌えないかもしれないが、会場次第では2曲か3曲歌うことになる可能性もある。自分のセットに目を通し終えたら、必要な物を荷造りしたか確認すること。ピックやチューナーのような小物も忘れてはならない。オープンマイクに参加している誰かが忘れ物を貸してくれるかもしれないが、ステージに登ろうとしているときに慌てて何かを探すような事態は避けたい。
ストラップからピック、チューナーまで。セットに必要な物をすべてギグ バッグに入れたかダブルチェックしよう(充電したてのバッテリーも)。
ちょうどいい時間帯に登録できるよう、時間厳守で会場に到着すること。抽選を行う会場もあるし、早い者順で時間帯を割り振る会場もある。リストに名前が載っていることを確認したら席を確保し、音楽が始まるまで落ち着いて待とう。自分の前に何人演奏するか把握しておくといい。自分の1つ前の人が演奏を始めたら、ギターをチューニングして演奏の準備をしよう。
さあ、あなたの番が来た。深呼吸してリラックス。あと1分か2分は、機材を調整して音に問題がないか確認できる時間が残っている。プロ仕様の音響機器を備えた会場であれば、調整を手伝ってくれる音響エンジニアがいるはず。絶対に、手伝ってもらおう!アンプの音を下げるなど、いろんな調整をエンジニアが要求してきても、悪く思ってはいけない。エンジニアはその会場の音を知り尽くしている。そうした要求は会場の機材を通じてあなたの音をよりよく出すためのものだ。「直接」演奏する場合、すなわち、アコースティックギターのような楽器をミキシング ボードに直接つなげる場合でも、エンジニアの許可が出るまでつなげてはならない。チャンネルがミュートされていないと、自宅でアンプにつなげたときのようなポンという音が聞こえてしまう。それも、自宅のアンプよりもはるかに大音量で。会場にいる人々が驚くだけでなく、会場の機器が修復不可能な損傷を被ってしまう。そうした事態は避けるに越したことはない。
ボードに直接つなぐ場合、たいていはこういう箱につなぐことになる。これはアンプだと思って、「入力」端子を探そう。
最後に、演奏を楽しむこと!演奏を始める前、緊張するならもう一度立ち止まって、深呼吸をしてもいい。大急ぎで始めないことも重要だ。特に、テクニカルな曲や難しい曲を演奏する際は。聴衆の前に立ってアドレナリンが放出されると、急いでやらなければならないと感じてしまいがちである。ゆっくりとちょうどいいテンポを作ったら、いざ演奏へ!演奏中は自分がリラックスして落ち着いているほど、聴衆も同じように感じてくれる。
演奏を終えたら、聴いてくれた人たち全員と、イベントを主催してくれた会場に対して必ずお礼の言葉を述べること。そして再び、エンジニアがボードから楽器を外していいと言うまで待ってから、自分の楽器や機材を回収して次の人が演奏できるようにする。さあ、リラックスして演奏を成功させた余韻を楽しもう。会場が飲食物を提供しているなら、何かもらって、くつろぎつつ残りの演奏を楽しんでもいい。それが自分へのご褒美!(※各リンクから外部の英語ウェブサイトに移動します。)
Margaret Jonesは、カリフォルニア州オークランドに住むマルチプレイヤー、ソングライター、音楽教師。自身の作詞作曲プロジェクトM Jones and the Meleeなど、複数のローカル バンドでギターを演奏している。また、カリフォルニア大学バークレー校で音楽史の博士号を取得しており、サンフランシスコ音楽院で教鞭を取っている。
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