2023822

機密:バランス調整チーム - Year 8以降

バランス調整の方針と目標

『レインボーシックス シージ』では、登場するすべてのオペレーターが何かに秀でたエキスパートであり、得意とする状況では大きな力を発揮し、苦手とする状況では不利になります。私たちが行うバランス調整の基本は、プレイヤーに適切なツールを提供することです。ゲーム内で遭遇するあらゆる状況に対し、さまざまな(かつ限られた)対処法がある状態を理想としています。

今年は__強力な万能オペレーターの数を減らし__、ひとつひとつの判断に慎重な検討が求められるようにしていきます。これに加え、オペレーターのガジェットの重要性を強調する方向で調整を行い、引き続き__タクティカルなプレイスタイルを強化__していきます。

私たちのビジョンと計画の詳細、そしてYear 8中に優先的に取り組む内容を以下でご確認ください。

YEAR 8以降

アタッチメント、ADS、フラグ

1.5xサイトに関するコミュニティの懸念は把握しています。アタッチメントの選択肢は意義深いものにする必要がありますが、それがオペレーターの選択にまで影響するのは望ましいことではありません。これを解決するため、バランス調整チームはここ数ヶ月に渡り、オペレーターと装備を調整するための新たな方策に取り組んでいます。

現在、フラググレネードと1.5xサイトはどちらも使用頻度が高く、オペレーターの活躍とプレゼンスに大きな影響を与え得る状態です。装備間でこれらを入れ替えることは短期的な解決策となりますが、私たちは現在、必要な時間をかけながらもっと大きな変更に取り組んでいます。この変更は将来的に持続性のあるバランス調整手段をもたらし、より2元的でない調整を可能にするものです。ゲームのメタに関わる複雑で根深いこの問題を解決するべく、チームは積極的に取り組んでいます。

オペレーターのバランス調整とタクティカルなゲームプレイ

現在のIana、Azami、Warden、Solis、Blackbeardなどに問題があることは把握しており、もちろん新兵についても同様の状況が発生しています。バランスを整えつつ価値のある調整を実現するため、チームは効果的な解決策のテストを進めているところです。

次回のシーズン中アップデートでは、オペレーターのプレゼンスとバラエティを強化するため、あるいは必要に応じて抑制するため、いくつかの短期的調整を行います。これと並行し、比較的弱い/強いオペレーターを調整するための長期的計画も進行中です。この計画は『シージ』ならではのタクティカルなゲームプレイを補強し、ゲームの焦点をガジェットとユーティリティに戻す助けとなるはずです。その結果、無闇な正面突破はリスクが増して難しいものとなります。

これらの変更の性質上、解決策のすべてをライブサーバーに適用するまでには、かなりの量の作業が必要です。そちらが完了するまでの間、一方ではメタに必要な調整を施してこの目標に向かって作業を進めることを可能にし、他方ではこれらの長期的計画や優先事項から多くの時間とリソースを奪わないようなトピックを選択することで、バランス調整アップデートの提供を続けていきます。

YEAR 8の予定など

Y8S3 - GRIMのバフ(PART 2) - カワンハイヴランチャー

Y8S2にGrimのバフ第1弾がリリースされましたので、次なる強化の内容を紹介しましょう。Y8S3ではGrimのカワンハイヴランチャーで射撃モードの切り替えが可能となり、新たなモードではカワンハイヴがオブジェクトに貼りつかず、跳ね返るようになります。このアップデートはGrimの汎用性を高め、カワンハイヴをバウンドさせることで、射線がない状況でも角の向こうに放つことが可能になります。Grimに関する現在のビジョンは、この変更によってすべてが実現されます。皆さんがこの進化をどのように活用するか、非常に楽しみです。

Y8S3.3 - FROSTのウェルカムマット刷新

内部のプレイセッションとテストサーバーでのリリースを終え、Frostの刷新に関しては、やるべきことがまだ残されていると感じました。そのため、最終リリースに向けてさらなる調整を加えました。

変更内容

  • 自己蘇生の所用時間を延長

  • 自己蘇生後のデバフを延長および強化

  • 仲間による蘇生が可能に(デバフはキャンセルされる)

これらの変更により、ウェルカムマットからの自己蘇生はより危険で困難なものとなります。Frostにとっては反応するための時間が増え、さらにデバフも強化されているため、トラップにかかることはなんとしても避けたい事態になるはずです。それと同時に、仲間による蘇生が魅力的な選択肢となるため、Frostにはダブルキルのチャンスも残されることになります。

Y8S3中にこの刷新をリリースし、シーズンの間のFrostのパフォーマンスを慎重に分析していきます。

ウェルカムマットに変更が必要な理由

現状では、攻撃オペレーターがウェルカムマットにかかった場合、その場から動けず何もできない状態となり、事実上アクションから除外されることになります。私たちは選択肢がまったくない状況を避け、限られたものであっても、常に選択肢を用意したいと考えています。ウェルカムマットにかかったプレイヤーがまさにその状況となるため、ゲーム体験を改善するために仕様の変更が必要だと判断しました。この変更によりプレイヤーは行動の機会を与えられ、自力でウェルカムマットから脱出できるようになりますが、その最中と後には無防備な状態となります。ですが通常の効果音に加えて血の跡も残るようになったため、Frostには引き続き獲物を仕留める機会が残されています。

Y8S3 - FUZEのクラスターチャージ

Fuzeは高い火力を誇るものの、活躍しにくい状況が多く存在します。Fuzeの使い勝手をよくするため、クラスターチャージを展開型シールドおよびOsaのTalon-8シールドにも設置可能にし、工夫して活用できる新たな戦略的可能性を付与します。

Y8S3 - ショットガン

Y8S3には全ショットガン(BOSG 12、TCSG12、ACS12を除く)の刷新も行い、武器タイプの一貫性を強化します。この変更ではADSの効果が増し、腰撃ちの有効性が下がることになります。詳細はこちらをご覧ください。

Y8S4 - シールドの刷新

私たちはシールド持ちオペレーターがその強さを実感できるようにしつつ、彼らと対峙する側の無力感を取り去りたいと考えています。1対1の状況でシールド持ちオペレーターに十分勝てるという感覚を与えながらも、リスクもなくシールド持ちオペレーターを一方的に追いつめられるような事態は避けなければなりません。シールド使用中は腰撃ちができないようにするといった変更は、双方の苛立ちを取り除く助けになり、チームと行動することでシールド持ちオペレーターの真価が発揮されるという面の補強にもなるはずです。

YEAR 9 - AZAMIのKIBAバリアー

KIBAバリアーはAzamiを最強クラスの防衛オペレーターにしており、このおかげで彼女はエリアをコントロールし、相手にとって対処しにくく見えづらい射線を作り出すことができます。このガジェットを破壊しやすくすることで、攻撃側が彼女に対してより積極的に立ち向かえるようにします。変更の準備が整ったらテストを行い、コミュニティのフィードバックを参照しながらその効果とバランスを検証していきます。

まとめ

コミュニティの懸念は私たちの懸念です。私たちはリファクタリングを行い、舞台裏で積極的な変更を加えながら、皆さんのフィードバックに応えて『シージ』のユニークで楽しいタクティカルシューター体験を形にしていきます。

日本のSNSはこちら

facebook icontwitter iconyoutube icontwitch icon