ご存知の通りレインボーシックスシージのコミュニティには、時には美しく、面白く、独創的な作品で私たちを圧倒し続けてくれる素晴らしいクリエイターが大勢います。このシリーズではそんなクリエイターたちをご紹介します。
今回のゲストは強烈な個性を放つアーティストのFrAgMenTさんです!
FrAgMenTさん、こんにちは!今回はインタビューのためにお時間を割いてくださってありがとうございます!
まずは自己紹介をお願いします。レインボーシックス シージ以外の活動では何をしていますか?
FrAgMenT: どうも、FrAgMenTといいます。オーストリアのウィーン在住です。私としてはペンネームで進めていきますが、本名はStar Wars ユニバースのとある主要キャラクターと同じです。生物医学的分析を専攻していたので、今はフルタイムで研究室で働いています。絵を描く以外ではジムに行ったり、マウンテンバイクでサイクリングをしたり、ゲームをしたりするのが大好きです。
創作活動を始めた時期やきっかけを聞かせてください。
FrAgMenT: 絵を描くことは子供の頃から人生の一部で、いまだに覚えているのですが美術の先生がいつも私の絵を褒めてくれたんです。ただ、本気で取り組み始めたのはまだ10年前のことで、救助隊として軍役に勤めていたときでした。次の出動まで待たなければいけないのでペンをとりました。当時すでにアニメやマンガにすっかりハマっていたので、好きなアートスタイルを真似て、上達するために練習するのがとっても楽しくて。数年後、DeviantArt に上げていた "Bleach" のファンアートで多くの人が私の事を覚えてくれて、それがもっと上手くなろうというモチベーションになりました。
アートスタイルをご自身で振り返ると、どのように進化してきましたか?
FrAgMenT: 私の作風は時間と共にすごく移り変わっています。当初は見地や数値、人体のつくりなど深く考えず、ただ心に浮かんだものを描き出そうとしていました。とても早くて、1日に2枚描き上げる日もありました。今ではそれぞれのイラストを一つのプロジェクトとして、じっくり時間をかけています。最初はどのキャラクターも裸で描いて、後から骨格的に正しくなるように1レイヤー毎に服を重ねていきます。参考資料なしでは苦戦することもありますが、その試練は試練として楽しんでもいます。
「レインボーシックス シージ」を初めて知ったのはいつですか?
FrAgMenT: 2014年のE3で披露されたトレイラーを見たのが最初です。Battlefield 3 CQB の大ファンだったので、このトレイラーには圧倒されて何度も見ました。発売日にゲームを買ってそれから…ほとんど毎日プレイしています。仲の良いグループはずっと変わらないのですが、毎シーズンが来るたびに熱意やモチベーションは上がる一方です。
シージのお気に入りオペレーターは誰ですか?描くときのお気に入りはいますか?
FrAgMenT: 普段は気になったキャラクターを使ってプレイしているのですが、フード付きのデザインが好きなのでHibanaがメインオペレーターでしょうか。数少ないハードブリーチャーとして、チームで非常に重要な役割を持っているので、それも彼女を好んで使うもう一つの理由です。描く面でいうとElaかな。彼女のデザインや個性的なところがツボなんです。
自分の人生にテーマソングをつけるとしたら何でしょうか?
FrAgMenT: 私は常に変化していますし、音楽も同じです。だから1曲で私の人生をまとめることはできません。
最近 Hibanaエリートのコスプレもされていましたよね!そのときのことを詳しく教えてください!
FrAgMenT: エリートのコスプレを作ろうと考えたのは、アーティストの会合で性別を転換したバージョンを描いた後のことです。みんながそのデザインを気に入ってくれたので、彼女の装備を探し始めました。最初に買ったのは彼女のスニーカーで、そこで全身コスプレをする決意が固まりました。胸あてや他のパーツは作るしかなかったのですが、まったくの初心者なのでどう進めればいいのか手掛かりもありませんでした。Twitterにいる素晴らしいフレンドの手助けとYouTubeのおかげでなんとか切り抜けることができ、Gamescomとレインボーシックス シージのドイツリーグ決勝でコスプレできたのは誇らしい気分でした。イベントで会ったコスプレコミュニティはビッグファミリーのように感じられ、たくさん友達もできたので、あの時コスプレをやろうと覚悟して本当に良かったと思います。
お気に入りのTV番組やおすすめの番組はありますか?
FrAgMenT: アニメの大ファンですが最近はシリーズをゆっくり観る時間が取れなくなってしまいました。個人的に一生モノのお気に入りは「NARUTO-ナルト-」。幼少期から青年になるまでずっと続いていて、家族への感謝や仲間との絆を教えてくれた作品です。オリジナルサウンドトラックを聞く度に、すぐに感極まって思いがこみ上げてきてしまうんですよね。今、アニメが気になる人に猛烈にオススメしたいのは「鬼滅の刃」です。ここ数年で見てきたアニメの中でも最高に良いストーリーで、サウンドトラックもとにかく素晴らしいですよ。
アーティストとしてお手本や憧れの人はいますか?
FrAgMenT: マンガを描き始めたのは久保帯人さん、“Bleach”の作者に憧れたから。インスピレーションを得る対象は年々変化していますが、今はGUWEIZ さんの新作を見るのが待ち遠しいです。彼の影響で重めの構図や馴染みのない背景を試すようになりました。他にも三輪士郎さん(DOGS/BULLETS&CARNAGE)、じゅん @navigavi さん、Zeen Chin さんなどたくさんいます。
ゲームの未来に期待するものはありますか?
FrAgMenT: 正直なところ今でも十分にシージを楽しんでいますし、すでに多くの素晴らしい作品がストアには並んでいます。フェアで競技性のあるゲームが好きなので、これからのシージにも期待しています。
FrAgMenTさん、インタビューに応じてくださってありがとうございました!下記リンクから彼のアカウントをフォローし、他の作品もぜひチェックしてみてください。