6月初頭、ヨーロッパ地域のサーバーにおいて、接続問題の不自然な急増が確認されました。プレイ中のping値が高まることでキャラクターの挙動がぎこちなくなるなど、さまざまな問題が発生していました。
ヨーロッパサーバーでは現在、復旧作業が完了して従来のパフォーマンスを回復しています。この修正を受けて、ヨーロッパサーバーのプレイヤーはしばらく名声の獲得量が増加します。対応をお待ちいただいた皆様には、この場を借りてお礼を申し上げます。
6月初頭
ヨーロッパ地域の接続に関する懸念について初期調査を行ったところ、影響は主にカスタムゲームに及んでいると思われることが判明しました。カスタムゲームは他よりも、内部テスト環境でのテストが難しいモードでしたが、当社ではオンラインからの情報を見守りつづけました。
6月5日
1週間の調査を経て、社内のオンラインチームが接続の不安定化の原因候補をいくつか突き止めましたが、明確な結論には至りませんでした。当社では問題急増の原因の手がかりを探すために、この段階で他のパートナー企業とも連絡を取っています。社内では問題を細分化して、強く懸念されていたDDoS攻撃との関連の有無を確認しておく必要がありました。
6月8日からの1週間
この週のはじめに、一連の接続問題の原因がDDoS攻撃ではなかったことが明らかになりました。この可能性が排除されたことで、他の要因に焦点を当てられるようになりました。6月8日までに、ヨーロッパサーバーのカスタムゲーム以外でも同じ問題が起きていることが確認されました。
ピーク時には、ヨーロッパサーバーで行われたゲームの10%で、ゲームサーバーの問題に関する通知があったことが分かりました。対象グループの12%では、ゲームサーバーに問題があることを示すホストアイコンが表示されていました。この状態ではゲームキャラクターの挙動がぎこちなくなったり、異常な待ち時間が発生したり、命中判定に異変が生じたりします。
以上の追跡調査を通じて、当社では以降の対応を次の通り確認しました。
1.プレイヤーを対象にシームレスに行っていた、ネットワーク環境改善の高速化を全面展開することで、状況の改善が見られるか再調査する。初期段階のデータでは、これによってサーバー全体に好影響が及んでいたことが分かりました。
2.問題をパートナー企業に報告し、フィードバックや提案の有無を確認する。
次の対応策が明確化された6月10日の段階で、コミュニティには情報提供を行っています。
6月15日からの1週間
月曜日になって、パートナー企業がこの頃にヨーロッパサーバーの最適化を行っていたことが判明しました。日程を確認したところ、問題の発生日と最適化の開始日が一致していました。
コミュニティに対しては、この段階でサーバーを通常状態に復旧するために、パートナーと協力して設定変更のテストを実施することを伝えています。テストではまず、対象範囲を北ヨーロッパのPCサーバーに限定して効果を測りました。
データに著しい改善が見られたため、設定変更の対象を安心して西ヨーロッパサーバーとすべての機種に広げることができました。6月16日はY5S2の配信開始日でもあったため、この作業には少し時間がかかりました。それでも、パートナーとの緊密な連携によって、ライブチームはシーズンの配信作業が終わり次第速やかに、ゲームサーバーの変更を行うことができました。
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